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予防歯科医院ブログ歯周病

歯周病の症状、治療、予防その1

前回まで、虫歯の治療や歯の寿命についてお話してきました。

その中でいきなり寿命を迎える、ように感じる歯周病について
触れましたので、今回はそれについて話そうかと思います。

僕は、歯周病を特に重点を置いて学んできており
日本歯周病学会認定医の資格を取るに至りました。
そして今もなお研鑽を積んでいる最中です。

そんな立場の歯科医師からすると、歯周病というもの

非常に厄介で複雑な病気です。

なぜならまず、病気というからには症状が存在します。
しかしその症状は初期の段階ではほとんどの患者さんにとっては

無症状、あるいは非常に軽度な症状に感じる

ものだからです。

そして、歯周病は症状をほとんど感じないまま、何年もかけて
ゆっくりと進行していきます。早い方でも10年程度、遅い方ですと
数十年かけて進行していくこともあります。

そして、進行しきったときに皆様がふと感じる症状があります。

歯がぐらぐらする。なんだか最近うまく咬めない。
匂いがする。膿の味がする。歯の位置が変わってきた

これらは進行しきる前から実はあるはずの症状なのですが
あまりにゆっくり進行するため変化に気づけないのです。

つまり、歯周病というものは患者様にとって虫歯に比べてはるかに
自覚しにくい病気なのです。その結果、患者様の想像以上に
悪化しており、症状を自覚して歯医者に行ってみたら

もうこれは抜かないといけないです

と言われる。つまり、いきなり歯の寿命を迎えるように感じる
という事態になります。

では歯周病をどう早期発見し、どう治療していくのか。
これは次回話したいと思います。

当院では歯周病の予防、早期発見、治療に力を入れております。
ご心配、不安なことございましたらどうぞご相談ください。

金沢シーサイド歯科
院長 笹本忠資

 

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