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抜かない治療が難しい歯その3

抜かない治療が難しい歯とは破折してしまった歯である。

という事を前回までお話ししました。
虫歯がとても進行した歯や、歯周病でグラグラしてしまっている歯は
どの程度まで抜かずに済むのか、どの程度以上だと抜く可能性が増えるのか
まとめていきます。

 

虫歯が進行してしまっている歯

虫歯は歯冠側、つまり、上からどんどん進行していく病気であるという事は以前のブログでも書かせていただきました。

https://www.seaside-do.com/2022/04/22/563/

歯科の世界には歯冠歯根比という言葉があります。これは歯が骨に埋まっている部分と埋まってない部分の長さの比を指しております。

これが天然歯(自分の歯のことです。対比としてインプラント歯という言葉があります)の場合

1:1より埋まっている部分が長いほうが望ましい。

という理論があります。ちなみに、インプラント歯の場合1:1.1とすこし埋まっている側が多く必要とされます。

感染している歯質を除去した結果、上の比を超える長さに歯冠側がなってしまうと予測される場合は抜く可能性が増えるという事です。

 

歯周病が進行した歯

歯周病が進行した歯において、抜く抜かないの判断基準はかなり複雑になります。次回以降何回かに分けてお話ししたいと思います。

 

金沢シーサイド歯科
院長

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