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抜かない治療が難しい歯その5

少し間が空いてしまいました。
前回の続きになります。

少なくとも、きちんと治すとなると抜かなければならない場合

歯周病とは基本的に症状が少ない病気です。そのため、患者様にとっては大した症状は無く問題なく使えているつもりでも、専門家の目で見ると完治させることは非常に困難、もしくはできないことも多いのがこの病気最も怖いところと考えられております。

東日本大震災の時、ぱっと見特に問題なく建っているが専門家の検査の結果、全壊認定を受けて住むことができなくなってしまったという家屋の話がよく上がりました。実際テレビで見ても確かに問題なく住めそうに思えました。いわゆる大黒柱となる主柱が損傷していると他が問題なく見えても全壊という扱いになるいう話でした。

歯周病も似たようなところがあります。歯がきちんとお口の中で恒久的に機能するためにはいくつかの要件があります。その要件が一定以上満たされなくなると専門家視点では完治のために抜歯が必要になってしまうのです。

完治のためには抜歯が必要な歯の行方

完治のためには抜歯が必要。ではその歯はすぐにでも抜かなければならないのか。
これに関してはかなり議論の分かれるところになります。選択肢としては

1・完治のために抜いてしまう。
2・できるだけの延命措置を歯に行い、どうにもならない状況(痛くて咬めないなど)になったら抜く。

大きく分けてこの2択になります。この2択は一筋縄ではいかない色々な考えの元で選ばなければならない、非常に難しい選択になります。

次回はこの2択について1つずつ詳しく話していきたいと思います。

 

金沢シーサイド歯科
院長

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